2014年 07月 30日

リガトロン ~その2


後のウルトラマンダイナの映画版に登場したデスフェイサーは、モネラ星人の思惑によりTPCの建造した電脳巨艦プロメテウスが変形したロボット怪獣でした。
人間がのばし過ぎた手の先で作られた科学力は、それ以上に高科学力を有する宇宙人によってその知略の元に利用、悪用され、ロボット怪獣のようになり人類を滅失させようとして襲ってくる・・・こういう発想の元はウルトラマンティガに登場したリガトロンに始まっていたのかもしれません。
ただ、リガトロンの場合、侵略宇宙人は存在せず、リガトロン自体が未知の宇宙生命体、或いはエネルギー体だったことだけです、異なっていたのは。
しかし、ネオフロンティア時代の先駆けのように乗組員が乗船する宇宙船が、その道のエネルギー体に宇宙船自体の発するエネルギーに憑依され、乗っ取られ、しかも乗組員の精神までものっとってしまったところに、未知の怖さがあります。
人は夢と希望をもって宇宙開発に打って出るのは、なにも夢物語の中だけでなく、現実にも1歩2歩と進んでます。
しかし、水も空気もなく重力も引力もない真っ暗闇の宇宙空間には、人の想いもしない生命体や知性を有する者、或いは意思の感じないエネルギー体が存在してるとしてもおかしいことではないかもしれません。
人間がいくら知能を高め、高性能の科学力をもって未知の宇宙空間に打って出ようと、そこは未知の空間であることの変わりはないわけです。
高性能望遠鏡や電波、光の反射仕様や宇宙からの飛来物で、宇宙空間を知ろうとしても現実は違うものなのかもしれません。
そういう具合に考えると、まさに未知のエネルギー体であったリガトロンは乗組員の精神を利用し、その上に人間の乗ってきた宇宙船の性能まで取り込んでしまうという信じられない憑依化能力がありました。
要するに自分以外のエネルギーに反応し自らの身体を作り上げた上に、それ以上の高濃度エネルギーをp求めようとして身体を怪獣化し、地球にやってきたものです。
デスフェイサーとはタイプが違うような気がしますが、しかしこの時のリガトロンという怪獣尾発送していなければ、後にデスフェイサーは登場してこなかったかもしれず、そういう意味でもリガトロンは名作怪獣なのかもしれませんね。

ティガスライサーもデラシウム光流冴えも通用しない強固なボディはまさしく「難攻不落の要塞」で、地球防衛軍どころかウルトラマンティガですらどうしようもない怪獣だったのかもしれません。

ただ、乗組員の精神まで取り込んでしまったことは、それが弱点にもなっていたようで人間の精神力の強さを光らせたものだったのかもしれません。
要は考えようですが、リガトロン自体もリガトロンがゼペリオン光線で倒されるまでの経緯・ストーリーも結構なものでよく考えられたものだなと感心しきりでした。











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# by mon1011si | 2014-07-30 22:55 | 怪獣 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 26日

シューティング・ビーム(レオビーム)




故郷は違っても、人間だったものが特殊な光を浴びて超人化した姿、そしてその技を見てると、その特殊な光は広大な宇宙空間とは言え、同じ分子を含んだ光だったと思わざるを得ません。
M78星雲の光の国の住人が浴びたその光は大量のディファレーター因子を含んだ特殊光線であり、宇宙全体にまで影響を及ぼしたようです。
地球に怪獣が頻発したようなところに、デファレーター光線の影響はいいことばかりに現れなかったことが現れているように思いますが、ウルトラマンレオの故郷L77星を滅ぼしたマグマ星人、そのマグマ星人に操られていたレッドギラス・ブラックギラスの凶暴さもその顕著たるものなんでしょうね。
ディファレーター光線の影響を浴びたとはいえ、その効用が現れる時間については個人差があったようです。
ウルトラマンレオの場合、まずその身体・姿に現れたようですが、力としてはすぐ出たようではなくそのため体技に活路を見出そうとしたようです。
体技、特に拳法家のような戦いを繰り広げたウルトラマンレオは、足技の力にまず影響が出たようですが、本物の戦士としてはかなり時間がかかっていたと思われます。
こういうところから光線技が苦手のように見え、従来のウルトラ戦士の決め技とは異なる足技に特徴があったように感じました。
しかし、レオキックを放つときに赤く発光してるかのようなウルトラマンレオの足、そしてこれでもかと繰り広げられた新技会得のための特訓に耐えていたその肉体には、ディファレーター光線の影響があったようです。
おそらくババルウ星人との戦いの時に昇華したんでしょうけど、気力の持っていく方向が体内に流れていたディファレーター因子が発火したような光が本格化し、それ以降光線技を使える能力を身に着けるところまで行ったんでしょう。

種々光線技を見せてくれたウルトラマンレオですが、やっぱりその代表格はブラックスターという惑星を破壊するまで威力を高めたシューティング・ビームなんでしょうね。
同じネーミングの光線技はウルトラマンタロウも使っていましたが、どちらも当初は繋ぎ技の光線技だったように思います。
気の高めようによって決め技にもなるし、殊の外威力を高めることができるということを証明してくれた光線だったと思います。
ブラックスターは円盤生物を生み出した惑星とされていますが、いくら気を高めて破壊力を増すことができたと言え、シューティング・ビームでの破壊のされようを見ると、単なる惑星ということではなく、生き物であり作り物だったという見方もできますね。
それでもウルトラ戦士と言えば、最大の特徴は光線技にあったわけですから、拳法家でありウルトラ戦士の仲間入りを果たしたウルトラマンレオが最高の威力を見せてくれたのがシューティング・ビームというウルトラマンレオ独特の光線技であったことは、戦士らしい姿だったと思いますね。



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# by mon1011si | 2014-07-26 23:45 | 昭和のウルトラ | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 22日

ムカデタイガー ~その2


ショッカー・ゲルショッカーから出てきた改造人間に中には、これは強いなあと感じた改造人間が何体かいましたね。
特にゲルショッカーにおいてはその第1号改造人間だったガニコウモルの身体能力の高さに相当な印象を持ちました。
これはそれまでのショッカーとは次元が違う組織がゲルショッカーなんだという象徴みたいな改造人間でしたから、あれだけの身体能力の高さを見せつけられたんだと思います。

ゲルショッカーにおいてはショッカーライダーという突出した存在がありましたけど、それを引き立てる存在の改造人間もやっぱり必要でした。
ハエトリバチ、エイドクガー、ナメクジキノコとショッカーライダーと共同戦線を張った改造人間がいて、それぞれに面白い存在でしたが、そうした改造人間を引きだたせたという導火線的な意味では、ムカデタイガーという存在は特筆ものだったのかもしれません。
ブラック将軍の正体となったヒルカメレオンには戦術面で優れたものがあり、仮面ライダー新1号もその罠に落ちるところでしたけど、ヒルカメレオン自体に身体的強さは感じず、そういうものよりも頭脳と研究と言ったところに特徴がありました。
改造人間としての強さをどこに求めるのかという考え方次第で、強さという意味が変わってくるのかもしれませんが、少なくとも肉弾戦を繰り広げてきた仮面ライダー対ショッカー・ゲルショッカーという縮図の中では、身体的能力の中に強さに求めるのが筋というものかもしれません。
そうなると身体能力に優れた高さのあったガニコウモルと超高温火炎とライダーキックと同等以上の破壊力にあったムカデパンチを持つムカデタイガーが双璧だったと考えていいと思いますね。

少年ゲルショッカー隊編成というのはカムフラージュで、実は対仮面ライダー戦において事を有利の運ぶための一つの戦術に過ぎなかったと思います。
ムカデパンチで強さを植え付けつつ、少年仮面ライダー隊を救うために窮地に追い込まれた仮面ライダー新1号の起死回生のライダーハンマーキックを耐えていたということは頭脳的にも身体能力的にも相当な高さがあったといえるでしょう。
そうして考えていくと、明確な武器を持っていたムカデタイガーがガニコウモルの1枚上を行っていたということになり、ショッカーライダー以外では最強の改造人間だったということになるのかもしれません。

ショッカーライダーは単体でも仮面ライダーと同等以上の強さがあったと思いますが、6体揃って初めて本来の力が出せるということであろうと思います。

だから余計にムカデタイガーの凄さがあり、ムカデタイガー見ずしてショッカーライダーのことは考えられず、ムカデタイガーあってのショッカーライダー出現ということだったかもしれません。


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# by mon1011si | 2014-07-22 23:11 | 改造人間 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 19日

ダブル変身





仮面ライダーの変身ポーズは、仮面ライダー2号登場から始まります。
それまでは、バイクに乗りながら風圧を受けて変身していくというもので、変身しようという意思は持ちながらとにかくベルトのタイフーンに風を受けないとどうしようもないというものでした。
だから、バイクで疾走できない時はどうやって風を浴びるのかが問題で、実態は改造人間でありながら実態を表すために自分一人が静止した状態ではどうしようもないというものでしたね。
仮面ライダー2号は一定の変身ポーズを繰り広げるときに、身体のどこかの変身スイッチがはいるというもので、いわば積極的に変身できるという優れものでした。
これは仮面ライダー2号の人間体であった一文字隼人を演じた俳優さんが、実はバイクの免許を持ってなかったという事情があったために苦肉の策として演出されたものです。
仮面ライダー2号が主演となった以降も客演として仮面ライダー1号は変身ポーズをもっていませんでしたが
、映画版を除き仮面ライダー1号が仮面ライダー新1号にリニューアルされたとき、仮面ライダー1号の変身ポーズが導入されました。
仮面ライダー2号が主演の時は仮面ライダー1号に変身ポーズがなかったので、そこまで二人そろって変身するなど夢にも思いませんでしたけど、仮面ライダー新1号が主演となってからは、時に仮面ライダー2号も仮面ライダー新2号となって客演してたりしましたので、二人が揃って変身するシーンは憧れでもありました。
ショッカーライダー編となって初めてダブルライダーが変身したシーンが繰り広げられましたが、この時の気分の高揚と画面へののめり込みようは、言いようがなかったものと記憶しています。

ショッカーライダー編の捕えられたエイドクガーが自己催眠状態から目を覚まして本郷と一文字を急襲したときにこのダブル変身は繰り広げられました。
同時変身の難しさは、本郷猛を演じた俳優さんと一文字隼人を演じた俳優さんの息があってないと、タイミングよく変身ポーズは取れません。
しかも、「ライダー変身」と「変身」という発語がうまくハモらなければ効果が上がらないところもあったので、とにかく難しかったと思いますね。
見事にダブル変身が演じられ、仮面ライダー新1号と仮面ライダー新2号が姿を見せてくれたあのシーンは、何十年も経った今でも忘れることはできませんね。
後に登場する仮面ライダーたちの変身ポーズは、仮面ライダー新1号や仮面ライダー新2号の変身ポーズの一部を取り入れたものが多かったですから、そう意味でもこのダブル変身のシーンは貴重だったし、意味あることだったと思いますね。
夢にまで見たダブル変身シーン。
ダブルライダー以降の仮面ライダーたちには決して真似のできない最高のシチュエーションでした。




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# by mon1011si | 2014-07-19 23:38 | 昭和の仮面ライダー | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 16日

ツルク星人


ツルク星人と呼ばれたこの異種星人は、等身大でいるときはヒューマノイド的でいかにも超能力を秘めた異星人であり、強大化すると怪獣然とした姿で、そこには宇宙人的要素と怪獣的要素が同居したような異種星人でした。

ウルトラマンタロウの頃から怪獣・宇宙人のデザインも造形も崩れ、しかもストーリー的にも陳腐化が激しくなったことから、以前のようにマメには見てません。
けど、ウルトラマンレオの予告編で、どうもウルトラマンレオにはあのウルトラセブンが出るらしいと聞きつけて第2話まではじっくり見てた記憶があります。
そこでウルトラセブンが変身不能となってしまったことから、見ようとする魅力を個人的に失ってしまい、後は後にでたレンタルもので見たものです。
ただ、ウルトラマンレオの第1話、第2話にはマグマ星人という宇宙人とレッドギラス・ブラックギラスという双子怪獣がでてましたので、それなりにデザインも復活してきたのかな、と思っていたんです。
そういう思いの元、3話に出てきたツルク星人は、名こそ宇宙人でしたけど、巨大化した姿はまるで怪獣・・・これならば、マグマ星人とレッドギラス・ブラックギラスのような関係を踏襲してツルク星人以外に操られる怪獣をもう一体登場させていた方がよかったんではないのか、と思ったものです。
しかし、その後のウルトラマンレオを見ていると、名は宇宙人のようでありながらその姿は怪獣というパターンが見られました。
こういう宇宙人と怪獣が同居したような姿というのは、制作サイドが新機軸として敢えて狙って出してきたものかもしれません。
設定としては面白いとおもったのですが、問題点はやっぱりありました。
まだ造形技術がしっかり進化していなかった時代であり、映像技術的にも確立されたものがなかった時代でしたから、アイディアに時代の技術が追い付いていなかったこと。
そして一匹の見栄えのする怪獣、或いは宇宙人見たさにウルトラシリーズを見ていた者にとっては、物足りなさと混迷が残ってしまったこと。
以上にことが課題として残りましたね。
ウルトラマンレオは、格闘技的要素を盛り込もうとした当時としては新たな作品でしたけど、そこには時代がしぎてしまったいわゆるスポ根的要素が散りばめられてしまったという裏目が出てしまい、アイディアを凝らそうとしながらも行って見れば誤解を招いた作品でもあり、それが怪獣・宇宙人にも出てしまったということでしょうね。
これは全編通して・・・ということではなかったところに救いがあったわけですが、その一つの象徴的存在がツルク星人だったといえるでしょうね。

等身大でも巨大化しても、鋭く力のあるカッターのような部分が肉体的武器の一つとなり、その脅威の前に悲劇が繰り返され、ウルトラマンレオと言えども退却させられていました。
これはカッターというのか刀というのか難しいところですけど、脅威ではありましたね。
一旦退却を余儀なくされた電気攻撃も、自らがそれを取り込み電撃できるようなになるなど、成長できる要素が残されていたことは驚きでした。

ウルトラマンレオも特訓し、ハンドスライサーの逆バージョンののようなバックハンドでツルク星人の両腕を切断したところは、切断には切断を、目には目をと言った攻撃が奏効したようで印象的なシーンで勝負が決まったことはよかったと思いますね。


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# by mon1011si | 2014-07-16 23:28 | 宇宙人 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 11日

右腕の記憶


仮面ライダーSPIRITSで描かれてる物語は各仮面ライダーの後日談でもあり、仮面ライダースーパー1が
ジンドグマを殲滅させ、かなりの時を経た時点からのものでした。
リアルタイムで語られたシーンをフューチャーしながら何十年かの時を経て語られているものですから、現代の要素も盛り込まれており、こういう仮面ライダー物語を見たかったんだよなあと思うことが多いですね。
シリアス路線で攻めたこの物語は実写版では描かれていない、いや描き切れ無かったところにも踏み込んでいますから、そこに独自性も感じつつ、作者なりの解釈が見られて興味を惹かれます。
仮面ライダーのプロデューサーを務めた方は、「HEROは死なない」と言ったそうですが、今の時代はともかく昭和という時代に生きたHEROたちは、皆視聴者の心に生き続けてる部分とは別に地で行ってた描き方をされ、それは時にゆがんだ要素も含みつつ、リアルであるからこその面白さがあったと思います。

仮面ライダーSPIRITSに登場した仮面ライダー1号、2号、V3の各ストーリーは先に書いた時に基点を置いて描かれていましたが、順番的には次は仮面ライダー4号であるライダーマンだなと思いつつ、ライダーマンは見方によってはHEROになっていたものの物語の主人公ではなく、仮面ライダーV3において秘密結社デストロンの壊滅前に姿を消していましたし、どういうシチュエーションで登場してくるのかが想像できず、そこに思いが言ってました。
ライダーマンはデストロンが開発したプルトンロケットという特殊大型ミサイルによる人類滅亡の一端となった攻撃を防ぎきれず、プルトンロケットを人類被害が及ばないところで誘導爆発させ、それにより死んでしまったと思われたラストでした。
まるでダブルライダーがカメバズーガと共に太平洋上で爆発してしまった如くです。
あのシチュエーションでは遂にHEROが死んでしまったと思わされるものでしたけど、実写版では仮面ライダーXの時にその姿を見せ、何故か左腕にアタッチメントを装着したライダーマンが実は生きていたという具合でしたね。
だから、プルトンロケットから仮面ライダーX登場に至るまでの間が、仮面ライダーSPIRITSにおけるライダーマン登場の時間だったというわけです。
ライダーマンは他の仮面ライダーとは違って改造手術を受けたのは右腕だけで、あとは特殊ヘルメットを装着したことによりパワースーツを身にまとうもので、純粋な意味では仮面ライダーとは言い切れない部分もありましたけど、それだけに姿を変えてこちらも再登場を果たしたヨロイ元帥に追われるようにタヒチに流れ着いていたという設定は、かなり他のライダーとは局面が変えられていて興味を惹かれました。
おそらくプルトンロケット爆破の衝撃で記憶を失い、宿敵であったヨロイ元帥に追われ、そのヨロイ元帥も変身せずにそのままの変異体で勝負に挑んでたこと等は、作者のライダーマンにこだわる現れだったと思うし、それが完全改造体ではなく、ある意味特殊HEROであったライダーマンの表現方法としてはこれしかないと思わされるものでした。

ライダーマンの最大の武器は、優れた頭脳であり変異体ヨロイ元帥がその脳髄だけをもって次への組織に行こうとしたのは、その現れだったと思いますね。
頭脳的には仮面ライダー1号と双璧だと想像できますが、それが科学者としてのものとしては特に目立つもの」だったと思いますね。
しかし、それは肉体的武器ではなく、明確に表立った武器はあのアタッチメントだったと思いますが、表現されたのはロープアーム、パワーアーム、ドリルアームにマシンガンアームと一つしかなかった話のなかにバランス良く、作者のセンスが光る演出が施されました。
装着用のカセットをベルトの左腰についていたポケットから取り出し、右肘にはめ込むことでアタッチメントが作動する演出は実にカッコよく、作者のこだわりとセンスが光っていました。
特にドリルアームは電力補助がないまま使用可能になっていましたが、これも作者のセンスであり、漫画じゃないと描き切れないもののように感じましたね。

ヨロイ元帥の変異体は特に装甲に優れ、パワーアームからドリルアームで一点に的を絞った戦いでこれがライダーマン本来の戦い方であるといわんばかりのものであっただけに、シビレル演出でした。
描き方によってはこれだけカッコいいんだぞと思わされたライダーマン。
今後の物語の演出によっては、カギを握る存在になりそうだと思ったものでした。


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# by mon1011si | 2014-07-11 23:58 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 08日

カブトロング


平成シリーズは知りませんが、昭和の仮面ライダーのほとんどが何らかの昆虫をモチーフにしていましたね。
仮面ライダー1号・2号のダブルライダーがバッタ。
仮面ライダーV3が、後付けかもしれませんがトンボ。
ライダーマンと仮面ライダーXにはありませんね。
仮面ライダーアマゾンが、マダラオオトカゲという実在しないトカゲ(こう書いてしまうと昆虫ではありませんが・・・)
仮面ライダーストロンガーは、カブト虫。
スカイライダーが、イナゴ。
仮面ライダースーパー1がスズメバチで、仮面ライダーZXはカミキリムシという話もありますね。
仮面ライダーが始まったばかりの頃は昆虫のバッタがモチーフになってること自体が驚きでしたけど、その当時は後にこんなに仮面ライダーが出てくるとは思わなかったし、制作サイドも意識していなかったでしょうね。
気が付いてみたら、ショッカーに始まる歴代の暗黒結社からいろんな種類の改造人間が出てきてそれも何らかの動植物がモチーフになってることが多かったものの、仮面ライダーを意識し過ぎたのか、仮面ライダーのモチーフになった昆虫が悪の組織から出てきたことはそんなにありません。
仮面ライダーアマゾンのトカゲ、仮面ライダーストロンガーのカブト虫、そして仮面ライダースーパー1のハチが使われたこともありましたが、とにかく頻度が低いものでした。
仮面ライダー1号がまだ仮面ライダー旧1号であった頃に出てきた蜂女が、気が付けば初めてでしたけど、この蜂女は造形が着ぐるみという類のものでなく、ペイントされたところがほとんどでした。
本格的というと言い過ぎかもしれませんが、着ぐるみを使ったその手の改造人間としては、仮面ライダー新1号となってから出てきたカブトロングが初めてなのかもしれません。
ストーリー的には低年齢層を意識し過ぎたものでしたけど、カブトロングを見てると、大カブト虫をモチーフとし、その為にデザインが難しかったのかもしれません。

色調的に黒と赤がメインになってるのは、そうだろうなと思いつつ、仮面ライダー新1号は明るい路線でありたいと思ってリニューアルされたものであると思った時、その逆を行ってるようでデザインや造形は考えたなあ・・・と思いつつも出てくるタイミングが遅かったかもしれないと思いましたね。
カブト虫とくれば、その特徴はあの大角に象徴されるパワーに求められますが、それは突進力に端を発した力感だと思います。
名場面はカブトロングのパワー戦やライダーキックを決められた場面ではなく、小田急線踏切を挟んだ仮面ライダー新1号とのマイクロバスの押合いのシーンでした。
パワー以外にこれと言った能力を持っていなかったカブトロングについては、残念ながらそのストーリーをほとんど覚えていませんが、やっぱりあのマイクロバスの押し合いのシーンだけはよく覚えていますね。

この頃に仮面ライダーストロンガーの設定まで思いがあったわけではないでしょうが、カブト虫を改造人間にする難しさがあったのかもしれません。
昆虫の王様だけに、パワー以外、下手な設定をするとカブト虫のイメージが損なわれますしね。

そういや、このカブトロングが出た話が、名子役であった“石倉五郎”が出演した最後の話でしたね。
いつもの役どころでありながら、とにかくお気に入りの設定でした。
次回以降、何故出てこないのか・・・当時は分らなくて、残念に感じていたことが思い出されます。


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# by mon1011si | 2014-07-08 23:07 | 改造人間 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 06日

バックルビーム




ウルトラ戦士の武器は、身体の器官が変化したことによりもたらせたものだと思うんです。
初代ウルトラマン達ほとんどの戦士に見られるカラータイマーもウルトラ心臓と直結した器官であり、そこを武器化した戦士もいました。
ウルトラセブンのアイ・スラッガーも頭部の骨組みが変化して脱着可能となったことに起因するものです。
ウルトラマンタイプの目、ウルトラセブンタイプの目も器官変化による超能力が身についてますし、やっぱり身体の器官の変化は超能力発揮のための必要器官になっていったという意味では、無視できないことのようです。

ウルトラマン80は変身するとき、ブライトスティックという特殊装置を使用することにより光を身に纏って変身していきますが、このブライトスティック内部には水晶状の発光部であるクリスタルバーが内蔵されており、ここに変身エネルギーが内蔵されていました。
このクリスタルバーを構成を構成していた水晶状の器官は、多分そのまま変身後の姿でもウルトラマン80の身体の一部分となり、それがウルトラバックルになっていたということだと思いますね。
従来は変身エネルギーを内蔵してた器官ですから、相当なエネルギー要素が込められていた器官のはずで、これが武器化できたことにより相当な威力を持つ武器になったんだと思いますね。
変身エネルギーと活動エネルギーの融合部分がウルトラバックルであり、それが発揮された武器がバックルビームだったということになろうかと思います。
こういう高貴な身体の器官を武器化するには、相当な努力と鍛錬が必要だったと思われ、それ位協力期間だったということになりますが、ウルトラ戦士になる前のウルトラマン80は自分の身体のこととはいえ分からなかったかもしれません。
つまり、それを説明できる存在がいたはずだということになり、それがウルトラマンキングなのかウルトラの父なのか、はたまた別の存在だったのか分かりませんが、ウルトラ戦士になれる高貴な器官の存在と能力を知っていたということは、ディファレーター光線を浴びたことによる超人化について相当な研究がなされていたということになり、信じられない位高度な科学力が構築されていたという裏付けにもなりますね。

ウルトラマン80の得意光線はサクシウム光線でしたが、これはサクシウム光線発射のためのエネルギー集約行為がウルトラマン80の能力と最もマッチしていたということで、それが得意光線でありながら最強最高の武器ということではないようです。
それを上回る光線を発射使用するためには、それ相応の鍛錬を積み、効能が現れる器官をもっていなければいけなかったということでそれがウルトラバックルから発射されるバックルビームだろうということですね。

サクシウム光線が通用しない敵に対して使われることの多かったバックルビーム。
いくつもの矢が放たれたような光弾は一旦収束して相手を貫く。
ばるで、後に別の戦士が使っていたブレードによる突刺し行為を光の光弾のような矢で、隙を与えず効果を出した必殺技のようでした。


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# by mon1011si | 2014-07-06 23:04 | 昭和のウルトラ | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 05日

熱砂のプライド


風見士郎こと仮面ライダーV3は、後に感じるクールさというより熱血漢だったと思いますね。
実は熱血漢でありながら頭脳は天才、運動能力もにも奏でていた仮面ライダー1号、熱血漢でありながら陽気さと人当たりの良さ、思い切りの良さの中に頑固さを持っていた仮面ライダー2号の後継者らしかった姿がそこにはありました。
タイプの異なるダブルライダーの熱血漢とは別に、仮面ライダーV3の熱血差にはセンスの良さとスマートさを感じてもいましたね。
昭和の仮面ライダーたちは、皆、熱血漢だったと思いますよ。
往年のスポ根ものをしっかり継承してた姿がそこにはあり、今の時代にはない粘りみたいなものがそこには生まれていましたから、昭和の仮面ライダーシリーズが終わって長い時が経っても語られ続けてるようなところがあると思うんです。

戦闘に関してのセンスの良さは仮面ライダーV3が最高だとは思いますが、これも積み重ねられた熱血を土台にした歴戦・激戦の結果なのかもしれません。
そこにイメージとしてクールさが混じり込んでいますが、「仮面ライダーSPIRITS」に登場する仮面ライダーV3に関しては、その部分を特筆化したように描かれていて、これも十分なお気に入りです。
仮面ライダーV3と言えば、ダブルタイフーンが代名詞的な機能でしたけれど、これはそのまま弱点になっていました。
だから、26の秘密の一つとしてダブルタイフーンを武器化した逆ダブルタイフーンという全エネルギー放出という当時は斬新だった大技には、大きなインパクトがありました。
「仮面ライダーSPIRITS」に初登場した仮面ライダーV3の物語は、この逆ダブルタイフーンから始まり最後までその関連の元で描かれていましたね。
この物語には筆者が仮面ライダーV3をよく研究した後が記されています。
大きな台風並みの竜巻を巻き起こした逆ダブルタイフーン。
その使用で3時間変身不能となったことにより、物語は急展開を見せ、バダンの改造人間のプラントであった黒いピラミッドが姿を見せたこと、そこには3万体もの改造素体が安置され軌道スイッチが入るのを待っていたこと、バダン兵士はZXの姿を模しながら頭脳改造まで至らずその過程において不死身のゾンビ型ミイラ人間として試されていたこと、それは不死・蘇りという夢のようなテーマであったことから変身不能状態であった風見史郎の脳裏にハサミジャガーに惨殺された家族の元に近づかせたこと等が描かれていました。
仮面ライダーV3の誕生は、その家族惨殺の果てに生み出されたものであって十分すぎるほどの悲哀を感じさせるものでありましたから、この描写は見事であったし、踏み外してはいけない部分でもありました。
だから、余計にクールさが強調されていたとも言えますね。
仮面ライダーV3の生業とバダンの秘密裏の作戦行動がみごとに絡み合って、深い描写だと思いましたね。

仮面ライダーV3は特にツバサ一族に苦戦した経緯がありましたから、空中戦の弱いとされ、そこでタカロイドが出てくるわけなんですけど、これも仮面ライダーV3と仮面ライダーZX時の設定が実にうまく描写されています。

長きにわたった仮面ライダーシリーズを、ズーッとリアルタイムでしっかり見続けるなんてほとんど不可能ですから、折よく限られたシーンと材料を見たこと位したない者にとっては、これほど感嘆した展開はなかったと思うんです。
後にその仮面ライダーV3が仮面ライダーZXと共にバダンと戦う名シーンが描写されることになっていきますが、そこから見てもこの最初の話は実に良く描かれていました。
バダンの作戦と思惑により、死の淵まで行ってしまった風見史郎はそのクールさとは裏腹に亡くなってしまった家族への想いに暑さと深さがありました。
それだからこそ、風見史郎がもう一つ持ってた姿である仮面ライダーV3の姿に高いプライドがあったと思うんですね。
仮面ライダーV3としての風見史郎の出発点はそこにあったということですが、これこそが仮面ライダー3号としての存在価値であり、十分な自覚があったということになります。

気を失い目が覚めた風見史郎は、まだ続いていた変身不能状態のままバダンの思惑を止めようとして、自我意識と肉体が切り離されそうになりましたが、これって後に明らかになる仮面ライダーZXがバダン大首領の復活のための器であり、意識の交換がなされようとしたことの試みだったように思いました。
これを粉砕したのが仮面ライダーとしての自覚とプライドだったというわけです。

仮面ライダーV3としてのプライドが、必殺技としてリニューアルされたように描写されたV3マッハキックの描写にも現れていました。
少しでも飛行能力を・・・と編み出されたV3マッハキックは、自動走行していたハリケーンの高速回転していたタイヤの回転力を得ることでブーメランの如く滑空能力を得ることになり、タカロイドがこの高い能力を防ぎきれず、身体を真っ二つにされていました。
これはプライドの高さ以外に秀でていた戦闘センスが表現されたということであり、如何にも仮面ライダーV3らしい描き方だったと思いますし、実に美しいシーンだったと思いますね。
逆ダブルタイフーンに始まり、V3マッハキックで一つの物語は終わりますが、まさに仮面ライダーV3ここにありという具合に存在感を高めてくれた描き方でした。


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# by mon1011si | 2014-07-05 22:20 | アニメ | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 03日

ブロッケン ~その2


ほんと、ウルトラマンA初期に登場した超獣には名作が多いですね。
ブロッケンと聞けばブロッケン現象のことより、超獣ブロッケンを思い出しちゃいます。
四足怪獣型の超獣でありながら、2本の腕があり、頭部があって立派な武器を備えた長い尻尾がありました。
その尻尾からピンポイント的に破壊光線をは発射し、2本の立派な両腕先からはそれ以上に破壊力を秘めた破壊光線、面白かったのは頭部の口から業火を吐いていたと思いきや、その業火はブロッケンのは鼻先からでした。
四足怪獣とは言え、頭部は基本的に一つであるところ、ブロッケンの両腕先にも小さ目の顔らしき機関が付いていて、3つの顔というより、6つの目と3つの口を持ち合わせていました。
ブロッケンは宇宙怪獣と鰐を宇宙空間において合成させた超獣でしたから、基本的にヤプールの手先であったことは言うまでもないけれど、それとは別に人間に憑依して地球に飛来し、破壊活動をしようとした隠された超能力と高い知性を秘めた超獣のようにも感じられました。
その証が3つの頭部を持ち、破壊力が高く、いろんな角度から戦うことのできる戦闘スタイルにも現れていましたね。
見るからに高い胴体力は、そのまま体力として現れ、それに裏打ちされたような戦い方と存在力を見ると、ウルトラマンAが大苦戦したのも分るような気がします。
メタリウム光線もいきなり発射しましたけれど、メタリウム光線が通用しないというよりも身体つきに似合わず、メタリウム光線を交わしてしまう俊敏性のようなものも持ち合わせていました。
力感も十分感じられる長寿でしたけど、怪獣・超獣としての総合力の高さもあって、ウルトラマンA初期に登場してしまったのは、後になってみると非常に惜しい感じもしましたね。

ウルトラマンAはこの当時ウルトラ5兄弟の末弟として地球防衛の任につき、やってきましたけど、光線技のAと呼ばれるのは随分と後になってからで、この当時はまだ持てる能力を十分に把握しきれないままにメインとなるいくつかの武器を使い、或いは決め技として使用していました。
従ってここまで苦戦するのかというほどの戦いを繰り広げることが多かったと思いますが、それを割り引いてもブロッケンほどの超獣が出てきたならば、ウルトラマンA一人の意思では勝ちきれなかったと思います。
ウルトラ兄弟という設定が初めて前面に出たのがウルトラマンAであり、苦戦する中ウルトラサインが出て戦いに助言が与えられるのも最もだということの前に、ウルトラ兄弟という設定を押し出そうとした試みだったと思いますね。
各ウルトラ戦士の個の能力と戦い方にもスゴク面白味と興味がわきましたが、こうしたウルトラ兄弟というのも別の味があってこの当時は良いものだと感じていたと思います。
そういう味を引き出した名作超獣がブロッケンということになりますね。

ウルトラマンAの最終回にジャンボキングが出てきましたけど、あれはブロッケンを模したものということがすぐ分る位、ブロッケンから感じたインパクトは強かったと思います。
通常のストレート光線では体力的にも効果が薄くなりそうなブロッケンの胴体力。
それを断ち切るには、タイムリーなカッター光線しかありえず、これもまさしくタイムリーなウルトラギロチンの使いどころであったブロッケンの最後でした。
名作だけに2話モノにしてほしかった・・・・というのが正直なところです。


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# by mon1011si | 2014-07-03 22:46 | 怪獣 | Trackback | Comments(0)


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