2009年 03月 29日

イカファイア


仮面ライダーV3の初期に登場した改造人間には、名作が多く、このイカファイアもそんな改造人間の一人ですね。
先行して登場してたテレビバエによって、仮面ライダーV3の能力を丸裸にしようとしたデストロンの策略は、仮面ライダーV3の能力が思ったより高すぎて、失敗していましたけれど、そんなテレビバエの得た情報を利用して対仮面ライダーV3用に作られた改造人間が、このイカファイアでした。
テレビバエの情報収集は失敗に終わったように見えてましたけれど、イカファイアの最初の仮面ライダーV3との戦いを見るに、その作戦は生かされていた部分が多く、しかもイカファイアは自らの能力をしっかりわきまえていたようにも見えました。
仮面ライダーはV3に限らず、1号も2号も強力なジャンプ力から繰り出されるキック、パンチが主戦力でしたけれど、テレビバエとの共同作戦が功を奏し、仮面ライダーV3を砂地におびき出すことに成功してました。
これは砂地での戦いが、仮面ライダーV3のジャンプ力を失わせることに引き込んだものですけれど、それと同時にイカファイアはイカという海出身の生物を改造したものであることから、水辺や水中戦に強いイカファイアの能力を同時に生かした戦いでもありました。
そうした戦いの場と自らの特性を生かした戦いは、敵を知る前に己を知るという戦法の基本を踏まえたものでありましたし、しかもイカの改造人間だけあって、小さく細い口から吐き出される墨を噴きつけるによって、仮面ライダーV3のパワーの基本であり、源であったダブルタイフーンの機能停止を図ることに成功してました。
これは、己を知ると同時に、敵もよく観察してたことになり、そこに全身に生えた鞭のような手先のうち、左手のカバーをはずすと、超高温火炎放射器を備えていたんですから、知的な高性能改造人間であったと言えるのかもしれません。

結果として、仮面ライダーV3の捕獲に成功したイカファイアーは、仮面ライダーV3の処刑方法に失敗していたわけですが、この時期はデストロンどころか仮面ライダーV3でさえ、自らの能力を測りきれてなかったという状況でもあるし、思いもかけないことが、イザ処刑の段階になって現れてしまった・・・ということになるんでしょうか。

イカファイアの左手先に備え付けられていた火炎放射器から放たれる火炎は、3000度という高温であったそうですし、この火炎放射器が最大の武器だったんですけど、イカファイアの全身が赤色に覆われていたのは、その火炎の使い手であった象徴であったんでしょうかね。

イカは取れたての頃は全身透明で、その後空気にさらされていくうちに白や茶色に着色されていくんですけど、そうしたこともあってイカと言えば白、というイメージがありましたが、このイカファイアの赤・・・この場合、橙色に近かったけれど、それがとても似合っていましたね。
イカデビルが白で、このイメージが強い中現れたイカファイアは、それまでのイカのイメージがひっくり返りそうになるものがありましたね。
炎の使い手・・・というより、イカファイアの武器=超高温火炎放射器というイメージを出したかったのでしょう。

外見上も、作戦的にも、テレビバエとのコントラストが見事だったイカファイア。
仮面ライダーV3の26の秘密の一つ、「ライダー遠心キック」に同時に敗れるのですが、もっと仮面ライダーV3との正面をきった戦いを見たかった改造人間でもありました。
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by mon1011si | 2009-03-29 14:23 | 改造人間 | Trackback | Comments(0)
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